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大切な思い出が死後は自分の一部に

ゲストハウスで出会った私の友人に

 

 

ネイティブアメリカンの血が入っているアメリカ人がいます。

 

 

 

 

彼といっしょにバーベキューをしたとき

 

 

とっても素敵なネイティブアメリカ人の文化を体験しました。

 

 

 

 

 

「ちょっとお願いがあるんだけど・・・」

 

 

 

突然そう話しかけてきた彼は

 

 

その時バーベキューで使っていた灰を持って帰りたいと

 

 

言ってきたのです。

 

 

 

それも、ここにいる人たちに

 

 

灰をすくって容器にいれてもらいたいと。

 

 

 

 

 

 

理由はこうでした。

 

 

 

 

 

ネイティブアメリカンの人たちは

 

 

 

人生で得た楽しい思い出や大切な人たちの思いを

 

 

自分が死んだあと自分の一部にしたい

 

 

と考えるそうです。

 

 

 

そこで子供の頃から思い出に残したい出来事があると

 

 

それを共有した人たちに灰をすくって容器に入れてもらい

 

 

死ぬまでずっとそれを保管しておくらしいのです。

 

 

 

 

 

30代の彼の家にはすでに今まで集めた大量の灰があるとのこと。

 

 

 

それを自分が埋葬されるときにいっしょに燃やしてもらうそうです。

 

 

 

 

 

 

こんなにすてきな文化がきっと何百年も昔からアメリカのどこかにあって

 

 

 

それを今日本で体験できただなんてなんて素晴らしいんでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

そんな彼はものすごく温厚な性格で

 

 

 

人との出会いを大切にしていることが伝わってくる人です。

 

 

 

 

 

 

 

その日も新しい世界を知って

 

 

新しい結びつきを感じることができました。

 

 

 

 

The world is huge, but don't forget that we are one.

結菜