· 

タトゥーは神聖なもの

2015年の半年間を

 

わたしはニュージーランドで過ごしました。

 

 

 

大学を休学してのワーキングホリデーでした。

 

 

 

 

 

 

ニュージーランドで生活していたころ

 

 

 

毎日のように聞いた言葉がありました。

 

 

 

 

"Kia Ora!"

 

 

ニュージーランドの原住民族であるマオリの言葉で

 

「こんにちは」という意味で使われています。

 

 

 

ニュージーランドは英語とマオリ語が公用語とされているため

 

 

町の至るところでこのフレーズを聞くことができました。

 

 

 

 

 

 

 

ニュージーランドのマオリ族といえば

 

 

多くの方がラグビーのハカを思い浮かべるのではないでょうか。

 

 

 

目を見開きながら強さを表す男性の踊りです。

 

 

 

実際に見たことがありますがもの凄くかっこいいです!

 

 

 

 

 

 

世界でも有数の美しい自然に恵まれた地で

 

 

暮らしてきたマオリの人たちの文化は

 

 

とてもユニークで美しいものです。

 

 

 

 

 

さて、彼らの大きな特徴のひとつとしてタトゥーが挙げられます。

 

 

 

マオリ族は文字を持たなかったため絵で表現する文化が発達しました。

 

 

 

顔に彫られたタトゥーは

 

その人の地位や特性を表す身分証明書のようなもの。

 

 

そしてとても神聖で大切なものと考えられています。

 

 

 

昔は動物の骨や歯など自然のもののみを使って

 

 

彫っていたそうです。

 

 

 

 

わたしたち日本人が抱くタトゥーのイメージとは

 

 

全く異なりますよね。

 

 

 

 

 

日本ではいまだに

 

 

刺青はよくないもの!

 

 

という考えが根付いているように感じます。

 

 

 

 

タトゥーを彫ってみよう!と言いたいわけではありませんし

 

 

 

温泉はどこもタトゥーを受け入れるべき!と主張したいわけでもありませんが、

 

 

 

 

悪いもの!と決めつけているものも

 

 

他の世界では良いもの、大切なものと考えられていることが

 

 

意外とたくさんある

 

 

 

 

ということを意識してもらえたらいいかなと思います。

 

 

 

 

 

 

自分の常識を相手に押し付けてしまっては

 

 

 

その人との結びつきは生まれませんからね。

 

 

 

 

 

今回はわたしが好きなマオリのかっこいい文化を紹介させてもらいました。

 

 

 

 

 

The world is huge, but don't forget that we are ONE.

結菜